◆君はシンセ・デュオ『JULLAN』(ジュラン)を知ってるかい?【君知りシリーズ第5弾】◆
読者の皆さん『おはようございます!』アッキーです
昨晩から少し小雨が降ってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか
さて、今回は1980年代に現れたシンセサイザー・デュオ『JULLAN』 (ジュラン) について紹介したいと思います
ジュランは当時、一橋大学の学生であったHIROSHII(瀬川博史)さん(昭和35年6月4日生)と、『ATSUSHI』(山田 敦)さん(昭和37年8月2日生)の二人で結成された、シンセサイザーを基本とするエレクトリック・ポップ・デュオで、デビュー前に当時の坂本龍一の人気ラジオ番組『サウンド・ストリート』で紹介された事もありました
『Rouge Train』発表の頃からATSUSHIさんが脱退して、代わりにTADASHIとHIROSHIの二人で活動していました
ジュランの歌は基本英語で、日本よりも海外進出をねらっていたような印象を受ける歌とサウンドでした
その当時、デモテープを送ったイギリスの『Melody Maker』(メロディーメーカー)誌で絶賛され、カルチャークラブのボーイジョージからも「日本から世界に飛び立つグループだ!」と褒められたという都市伝説も残っています
現在、ネット上を調べても数少ない情報しか無いのですが、その中で歌が下手とかメロディーとアレンジが単調でと言う意見が多数ですが、アッキー的にはあのボーカルの歌い方とアレンジは、エレクトロ感を出すためにもベストだったと思います
彼らの音楽は現在聴いても全く古さを感じませんし、出来たらぜひ彼らに復活して欲しいと思っています
では、ジュランのディスコグラフィーとして、発売されましたシングルとアルバムを紹介します
◆シングル◆
デビュー『 Imaginary Doll』 1984年 Sound Design
A Imaginary Doll
B PASSING GIRL
2nd 『BECAUSE of LOVE』 1984年 Sound Design
コーセー化粧品 秋のキャンペーン・ソング
A BECAUSE of LOVE
B TO BE or NOT TO BE
3rd 『Rouge Train』 1985年 Sound Design
A Rouge Train
B TELL ME TELL ME
*未確認 『Love Somebody』 1985年 Sound Design
◆12inch シングル◆
『Because of Love』 ビコーズ・オブ・ラブ Sound Design
A-1 Because of Love (English)
B-1 Because of Love
B-2 TO BE or NOT TO BE
『Rouge Train EXPRESS』 ルージュ・トレイン Sound Design
A-1 ROUGE TRAIN EXPRESS
B-1 LOVE SOMEBODY
B-2 AFTER LOVE IS GONE
◆アルバム◆
1st 『Imaginary Doll』 イマジナリー・ドール 1984年 Sound Design
HIROSHI:vocal・synthesizers・acoustic piano・MC-4 & LINN Drum programming
ATSUSHI:vocal・synthesizers・guitar
support musician:藤井章司:drums
produced by 筒井望
mixing engineered by 梶 篤
recording engineered by 鎌田岳彦・河合十里
A-1 Enough To Dance
A-2 Beware Of Love
A-3 Mysterious Marionette
A-4 Life Without You
A-5 Imaginary Doll
B-1 Electric Day
B-2 The River Flowing To Death
B-3 Passing Girl
B-4 Melody For You
B-5 The End For The Beginning
2cd『Electromance』 エレクトロマンス 1984年 Sound Design
A-1 Mind Kiss
A-2 Be With You
A-3 The Window
A-4 Torn Hearts
A-5 You're My Baby
A-6 Because Of Love
B-1 To Be Or Not To Be
B-2 Happy Birthday To My Girl
B-3 Heart Of Love
B-4 Time To Be Apart
3rd『PULSE』パルス 1985年 Sound Design
A-1 DEPEND ON YOU
A-2 STOP THE RACE
A-3 THE SIP
A-4 SAVE THEM
A-5 TIME (FOR PEOPLE)
B-1 LET'S DANCE EVERYNIGHT
B-2 ELECTROMONCE
B-3 LOVE SOMEBODY
B-4 CIRCULATION
ジュランは1984年9月26日に、東京・九段会館でライブを行っています
ここで全4曲を聴くことが出来ます
ついでに、当時放送されていたNHK-FM『サウンド・ストリート』について解説しておきます
この番組は以下の著名なパーソナリティーによって放送されていました、当時の若者達に絶大な人気があったラジオ番組です
月曜日:佐野元春
火曜日:坂本龍一
水曜日:甲斐よしひろ
木曜日:山下達郎
金曜日:渋谷陽一
教授(坂本龍一)は1981年4月7日~1986年3月18日までの"火曜日"を担当していました
その番組の中でも『デモテープ特集』と言うアマチュアの作品を紹介するコーナーがありまして、それがとても人気がありました
この中で『ジュラン』の二人が紹介されたり、アマチュア時代の『槇原敬之』さんや『テイ・トウワ』さん等の曲も流れたことがありました
ジュランは1983年11月8日の『第5回 デモテープ特集』で紹介されました
その時、教授が『この二人は機材を完璧に使いこなしている。レコード会社がスカウトしたら良いのではないか』とコメントしていて、実際に翌1984年にポリドールレコードから、シングル『Imaginary Doll』でデビューを果たしたのでした
自分は、ジュランの中で特にも好きなのは『Imaginary doll』と『Electric day』『Because od Love』『Rouge Train』です
『Imaginary Doll』はデビューシングルで、その後のアルバムにも収録されていますが、微妙に音が違っています
自分はシングル版の『Imaginary Doll』の方が好きです
◆Imajinary Doll JULLAN◆
ちなみにこの『Imaginary Doll』は、日本未発売のバージョンがあります
イギリスで発売されたコンピレーション・アルバム『BLUSH ON BLACk』に入れられた曲で、日本版の物とは違い、Roland TR-808を基本としたリズムに、フェーザーを深くかけたようなボーカルをかぶせています
アルバムの2曲目に収録されていました
Blush On Black 1984年 UK
A-1 Pleasure In Pink Run 4:00
A-2 Jullan Imaginary Doll 3:30
A-3 Zaine Griff Mental Pictures 3:54
A-4 Stranger Than Fiction One Life 5:28
A-5 Duffo And So It Rains In Venice 4:07
A-6 Fear Of The Dark Love That Burns 5:01
B-1 Zaine Griff Turn Out The Light 3:04
B-2 Pleasure In Pink Turn To Fall 4:51
B-3 Duffo I Want To Be The Pilot 3:50
B-4 Listen (3) Here Come The Rats 4:20
B-5 La La Bam Bam Is It...? 4:23
B-6 Stranger Than Fiction Breaking The Bond
なんと、このアルバムを"soundcloud"で見つけましたので、興味のある方は聴いてみて下さい
https://soundcloud.com/blush-on-black
『Electric day』は、アルバム版と、サウンド・ストリートで紹介された"デモテープ版"がありますが、どちらも格好良くて好きです
◆Electric Day JULLAN◆
◆Electric Day JULLAN サウンドストリート デモテープ・バージョン◆
『Because of Love』は、日本語版と英語版がありますが、普通にシングルで発売された日本語版の方が好きです
◆Because of Love JULLAN◆
『Rouge Train』はシングル版と12インチ版がありますが、どちらも好きです
特にイントロの部分がものすごく哀愁があって良いですね
◆Rouge Train JULLAN◆
最後に。。。かなり前になりますが、知人に頼まれて作ったジュランのCDジャケットの写真を載せて終了したいと思います
当時は、まだCDRのディスクが1枚1000円~2000円で、プリンターやスキャナーも一体型の物は無く、完全に別で揃えていた時代です
PCも"Pentium 75MHz"と言う、当時の最先端のマシーン(笑)で取り込んで編集をして、YAMAHAの最上級CDRレコーダーで作ったCDですので、とても想いで深いものがあります
その時、JULLANの全シングルとアルバムをCD化しましたので、その内の一部だけ載せます(クリックしても音は聞こえませんよっ笑)
では皆さま、今日一日を有意義に、そして楽しく過ごして下さいね
また、すぐにブログを書きたいと思います
◆今日は『坂本龍一』のミュージック・ビデオを一緒に観ましょう!!◆
読者の皆さま、おはようございます、アッキーです
昨日の夜中から、いきなり掃除を始めてしまい、朝までかかってしまいました(笑)
でも結構、綺麗になったので嬉しいです
そうです、自分は掃除とか、楽器の修理が大好きです(笑)
ドラえもんのビデオをかけたり、教授 (坂本龍一) のビデオを流しながら掃除をしていました
教授のビデオは、普段から観ている訳ではなかったのですが、たまたまテレビ番組の録画フォルダーをチェックしてみたら、なんと『坂本龍一MUSIC VIDEO SPECIAL』が録画されていたではあ~りませんか
これはラッキーと思い、すぐに再生して見始めました
ビデオばかり見ていても時間がもったいないと思い、同時に掃除を始めました。。。
この番組は"SPACE SHOWER TV"で昨日5月6日(土) 18:00~19:00の1時間放送していました
録画されていたのに気が付いたのは、真夜中でした (笑)
では、番組の内容を紹介致します
◆坂本龍一 MUSIC VIDEO SPECIAL◆
FIELD WORK 坂本龍一
ONGAKU 坂本龍一
BALLET MECANIC 坂本龍一
YOU DO ME 坂本龍一
HEARTBEAT DAVID SYLVIAN 坂本龍一
美貌の青空 坂本龍一
1919 坂本龍一
The Other Side of Love 坂本龍一 featuring Sister M
koko 坂本龍一
The Revenant - Main Theme 坂本龍一
Merry Christmas Mr.Lawrence
こんな感じの曲目でしたが、懐かしい曲もあれば、中には自分が聴いたことのない曲もありました
やっぱり最後のトリは『戦場のメリークリスマス』ですよね (笑)
ちなみに、この曲名はスぺシャのサイトを見て参考にしたのですが、なぜか2曲目の『ONGAKU』が抜けていましたので、しっかり追加しておきました
アッキーはちゃんと、番組を何度もチェックして書いていますのでご安心下さい(笑)
やはりこの中で一番好きな曲は、愛娘であり坂本美雨さんと一緒に出演しているビデオ『The Other Side of Love』です
ぜひ、一緒に見ましょう
◆The Other Side of Love 坂本龍一 featuring Sister M◆
曲がまさしく90年代って感じでとても素敵ですよね
自分もこんな感じの曲を作ってみたいです(笑)
美雨さんは大の猫好きでも有名ですね
次にお勧めなのがアメリカのボーカリスト『ジル・ジョーンズ』と沖縄合唱団の人達とコラボした『Yo Do Me』です
1986年にして、この楽曲のクオリティと斬新さはなかなかのものです
特に黄色いシャツを着て、トランシーバーを持っていたり、フライングVのギターを弾く姿が超カッコイイですね(笑)
映像のカメラアングルや、エフェクトなどもとても格好いいです
◆You Do Me 坂本龍一 feat. Jill Jones◆
最後に、教授のマスターピースでもあります『FIELD WORK』ですが、探しました所、番組でやっていた同じライブ版が見つかりませんでしたので、プロモーションビデオ版の『FIELD WORK』を載せておきますので、ぜひご覧下さい
◆FILED WORK 坂本龍一◆
個人的には、番組で放送していたライブ映像よりも、こちらのPVの方が好きです
何と言っても、俳優"坂本龍一"が背広姿のイケメンぶりを披露しながら、年老いた未来の自分の姿をも演じていますので、これを見ない理由がない!と言う位一見の価値があります
コメント欄にも複数の方が書いてありますが、実際の教授の現在の姿を、過去において自ら演じていたのは、すごいインパクトがありますね
一応、ライブ版での映像はこのような感じに『YAMAHA DX7』を弾いています
DX7に音色名を書いた紙を貼ってあるのは、瞬時に音色を変えるためですね
この番組は、普段からテレビ番組のレコーダー(専用PC)に、YMOの三人の名前をキーワードとして登録してありまして、それでたまたま録画されていたものです
数日前には、高橋幸宏さんの映画評論の番組が放送されたばかりで、ここ数日YMO関係の放送が続いて嬉しい限りです
皆さんも、好きなタレントやアイドル、ミュージシャンの名前は必ずキーワードとして、レコーダーに登録してみて下さいね
そうしておけば、今すぐでなくても数ヶ月後や半年、1年後とかに好きな人の番組がいつか放送されると思いますので。。。
YMO関係の番組と言うのは、とても少ないですので貴重ですね
あとは、キーワードとして『クラフトワーク』とか『ジャンミッシェルジャール』とか入れて、いつやるかと思って待ち望んでいます(笑)
もちろん『冨田勲』先生の名前も登録してありますので、ここ数年間の全番組は録画済みです
ちなみにこの番組は"初回放送"と表示されていましたので、今後数ヶ月後に再放送される可能性がありますので、ぜひ『坂本龍一』とキーワードを入れておいて下さいね
それにしても、皆さんに紹介したい番組が多すぎて困ってしまいますね(笑)
では皆さま、ゴールデンウィーク最後の休みの日を楽しく過ごして下さいね
最後に、坂本教授ならぬ"サカモト教授"の写真でしめたいと思います。。。(笑)
◆5月5日は"シンセサイザーの日"『冨田勲』先生の曲を聴きながら過ごそう♪【冨田SP第5回】◆
読者の皆さま、おはようございます、アッキーです!
ゴールデン・ウィーク真最中ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて本日5月5日は、我らが恩師『冨田勲』先生が旅立たれた日です
早いもので一年が過ぎましたが、今年から自分は本日を『シンセサイザーの日』として、冨田先生の功績を改めて称える共に、先生の残してくれた数々の曲を聴いて過ごす日にしたいと思います
そこで登場したのが、この限定CDボックス『冨田勲の世界』です!
オリジナル・デザインの紙ジャケットに入った合計11枚のCDに、冨田勲先生の曲がこれでもかと言う位に大量に収録されています!
視聴はAmazonとローチケHMVのサイトで出来ます。完売ですが、視聴のリンクが残っていますので、ぜひ聴いてみて下さい♪
Amazonは表示が遅くPCのみ視聴が出来ます。ローチケはリンクすると数時間でリンクが切れますのでここからググって『冨田 勲の世界(オリジナル紙ジャケット限定セット)(11CD)』を見ればローチケHMVの視聴出来るページに行けます♪
なんと全11枚の全ての曲が、30秒ずつではありますが聴くことが出来ます!
このCDボックスを持っていない方でも、ぜひ視聴をされて、今後このボックスを購入するか、または1枚ずつCDやレコード購入する時の参考にされると良いと思います♪
ちなみにGoogleで"シンセサイザーの日"と入力して検索してみましたが出てきませんでした
聞いたことは無かったのですが、やはりそう言う日は決まっていないようですね
出来ましたら、本日5月5日をこどもの日+『シンセサイザー日』と新たに決めて欲しいですね♪
あと追加で、4月22日が冨田先生の生誕された日ですので、その日から数えて5月5日まで丁度2週間ありますので、この2週間を『シンセサイザー週間』として、主要な楽器店などでバーゲンなどのイベントを毎年行えば良いと思います
シンセサイザーに関係する業界の方達に、ぜひお願いしたいですね
本当にその位偉大なお方でしたし、これから先も冨田先生の偉業を忘れないため、後生の音楽家達に伝えるために、ぜひ何かイベントやその他の事をしたいと思います
あと、以前時間をかけて執筆しました、冨田先生の出演されましたNHKの番組『訪問インタビュー』全4回の記事も、ぜひこの機会に合わせて読んでみて下さい♪
◆『冨田勲・訪問インタビュー第1回』完全解説【冨田SP第1回記念】◆
◆『冨田勲・訪問インタビュー第2回』完全解説【冨田SP第2回】◆
◆『冨田勲・訪問インタビュー第3回』完全解説【冨田SP第3回】◆
◆『冨田勲・訪問インタビュー第4回』完全解説【冨田SP第4回】◆
では、このCDボックス『冨田勲の世界』について詳しく解説して行きましょう!
ディスク:1
1. 雪は踊っている (「子供の領分」 第4曲)
2. 夢
3. 雨の庭 (「版画」 第3曲)
4. 月の光 (「ベルガマスク組曲」 第3曲)
5. アラベスク第1番
6. 沈める寺院 (「前奏曲集第1巻」 第10曲)
9. ゴリウォーグのケークウォーク (「子供の領分」 第6曲)
10. 雪の上の足跡 (「前奏曲集第1巻」 第6曲)
◆コメント◆
まず最初の曲『雪は踊っている』のイントロのアルペジオが、神秘的でカッコイイですね。
4曲目の『月の光』も、静けさの中に優雅さがあり、最高にその世界に浸れる感じがすきです。
5曲目のアラベスクの口笛は通称『Tomita's Whistle』と呼ばれ海外でも良く知られています。
7曲目のパスピエなんて、何百回聞いたか分からない位、哀愁があって好きな曲です。
ディスク:2
1. 展覧会の絵 プロムナード
2. 展覧会の絵 こびと
3. 展覧会の絵 プロムナード
4. 展覧会の絵 古城
5. 展覧会の絵 プロムナード
6. 展覧会の絵 チュイルリーの庭
7. 展覧会の絵 ビドロ
8. 展覧会の絵 プロムナード
9. 展覧会の絵 卵のからをつけたひなの踊り
10. 展覧会の絵 サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイレ
12. 展覧会の絵 カタコンブ
13. 展覧会の絵 死せる言葉による死者への話しかけ
14. 展覧会の絵 バーバ・ヤーガの小屋
◆コメント◆
このアルバム『展覧会の絵』は自分が初めて聴いた冨田先生のアルバムです。
主題曲になっている『プロムナード』は全4曲入っていますが、それぞれが違う印象を受けるアレンジがなされとても参考になります。
『古城』はおどろおどろしいサウンドになっていますが、好きな曲の一つです。
『卵のからをつけたひなの踊り』は、音がとても可愛く、滑稽なサウンドで良いですね。
『バーバー・ヤーガの小屋』が迫力があって特に好きな曲です。
ディスク:3
8. 牧神の午後への前奏曲
9. 交響詩「はげ山の一夜」
◆コメント◆
5曲目の『カスチェイ王の魔の踊り』は最高に格好いい曲です。
激しい音の変化とスピード感、どの音一つ取っても生きている感じが良いですね。
最後の『はげ山の一夜』は映画でも有名な曲で「ナチュラルボーンキラーズ」「サタデーナイトフィーバー」
「ファンタジア」等で使われていたようです。
冨田版のこの『はげ山の一夜』は、宇宙を感じる事が出来ます。
ディスク:4
1. 組曲 惑星 火星
2. 組曲 惑星 金星
3. 組曲 惑星 水星
◆コメント◆
最初の『火星』で使われている通称『パペポ親父』の音はとても面白い音です。
そして苦労して作られたトランシーバーを通した音がとても印象的です。
やはり日本人に一番良く知られている『木星』は、より壮大で豪華なサウンドに仕上がっています。
おそらく先生の事ですから、一つ一つの惑星の写真などを参考にしながら、その当時音作りをしていたような気がします。
一つ一つの惑星のように、それぞれの曲の音に個性があって、素晴らしいサウンドに仕上がっています。
ディスク:5
1. スター・ウォーズのテーマ
2. スペース・ファンタジー
3. パシフィック231
4. 答えのない質問
5. ソルヴェーグの歌
6. アランフェス
7. ホラ・スタッカート
8. ソラリスの海
◆コメント◆
映画『スター・ウォーズ』は当時からすごく人気があったようですね。
軽快なリズムマシンに乗せたメロディーは、とても楽しい雰囲気にさせてくれます。
交響曲の定番『スペース・ファンタジー』は、やはりいつ聴いても迫力があって良いですね。
『パシフィック231』のSL電車の表現は、背筋が寒くなる位、素晴らしいサウンドに仕上がっています。
特に、踏切音のドップラー効果を表現した音は「さすが!」の一言です。
皆さん良くご存じの『ホラ・スタッカート』は、とても陽気で何度聴いても飽きない曲です。
ディスク:6
1. 銀色の光を発しながら下降する丸い宇宙船
2. 強電磁波
3. 次元の異なった世界
4. バミューダの海底に沈む巨大なピラミッドと古代人たち
5. 蛍光色に光る宇宙服を着たヴィーナス
6. 地底王国アガルタで遊ぶ子供たち
7. 地球という空洞の器
8. ヴィーナスの唄
9. バミューダの夜明け
10. シベリアのツングースに激突したことのあるまばゆく光る円筒形の物体
11. 古代人の奏するハープそしてヴィーナスと宇宙の子どもたちの未来への唄
12. 牛飼い座1448星雲団への幻想飛行
◆コメント◆
このアルバムで一番好きな曲は『地底王国アガルタで遊ぶ子供たち』です。
軽快なシンセのフレーズの上に絡んでくる、ストリングスやブラスのオーケストレーションが実に心地よく格好良いです。
このアルバムの曲名全てが、学研『ムー』に出てくるようなタイトルばかりで、個人的に好きですね。
ディスク:7
1. ボレロ
7. 「ダフニスとクロエ」組曲 第2番 夜明け
8. 「ダフニスとクロエ」組曲 第2番 無言劇
9. 「ダフニスとクロエ」組曲 第2番 全員の踊り
10. 亡き王女のためのパヴァーヌ
◆コメント◆
最初の『ボレロ』は誰もが聴いたことがある有名な曲ですが、冨田先生が作ると、ファンタジーぽい感じになって好きですね。
特にこのアルバムの中で好きなのは9曲目の『全員の踊り』です。
この曲も『アガルタで遊ぶ子供達』同様、軽快なシンセのリズムがベースで、その上に絡んでくるフレーズがとても気持ちが良いです。
ディスク:8
1. 組曲「大峡谷」 日の出
2. 組曲「大峡谷」 赤いさばく
3. 組曲「大峡谷」 山道を行く
4. 組曲「大峡谷」 日没
5. 組曲「大峡谷」 豪雨
6. シンコペイテッド・クロック
◆コメント◆
最初の『日の出』は、聴いているとまさしく早朝の爽やかな太陽と、広大な平原を思い起こすようなサウンドです。
『赤いさばく』は、本当に不思議な感じのする曲です。
一部アラビアぽい音階を使っているのと、LFOで音を意図的に揺らしている感じがとても不安定で不可思議な情景を醸し出しています。
『豪雨』の中に時々突然入ってくる効果音が、ものすごく印象的で格好良いです。
こんな感じの、効果音の入れ方はとても勉強になります。
最後の『シンコペイテッド・クロック』は有名な曲で、聴いていてとても楽しい曲です。
ディスク:9
2. ホイッスル・トレイン:ブラジル風バッハ第2番 “トッカータ”
3. ヴォカリーズ
4. ドーン・コーラス:ブラジル風バッハ第4番 “プレリュード”
6. ペガサス:ブラジル風バッハ第7番 “トッカータ”
7. コズミック・コラール:主よ、人の望みの喜びよ
8. パルサーからの呼びかけ:ブラジル風バッハ第4番 “コラール”
◆コメント◆
最初の定番の『バッヘルベルのカノン』を聴いていると何かとても懐かしく、心地よい感じがします。
『ホイッスル・トレイン』はまたもや超絶に格好いい曲ですね。
やはり昔の列車は、とてつも無いパワーと、豪快な音を出して走らなければ列車とは言わないんですね。
この曲は最初から最後まで、本当に”列車が走っている音”がして情景が見えてくる感じがします。
こう言う格好良い"トレインもの"の曲をいつか必ず作ろうと思っています。
バッハ第7番 『トッカータ』はリズムがはっきりしていて、ノレル曲でとても良いです。
『主よ、人の望みの喜びよ』は有名な曲ではありますが、特に男女のコーラスの部分は、とても綺麗で冨田先生らしい豪華な音になっています。
ディスク:10
3. 「春の祭典」~乙女達の踊り
4. 鶴の巣籠り
5. 「ダフニスとクロエ」 第2組曲~全員の踊り
6. あげひばり
7. 未知との遭遇
8. ヴァイオリン協奏曲 第1番~第3楽章
9. 「トリスタンとイゾルデ」~愛の死
10. 組曲 「惑星」~火星
13. 「火の鳥」~フィナーレ
◆コメント◆
このアルバムは、1984年にオーストリアのリンツで行われたコンサートを収録したアルバムで、生の楽器とシンセサイザーの融合したサウンドは、この上ない最高に贅沢な響きがします。
バイオリニストである『千住真理子』さんの奏でるバイオリンの音と、山口五郎さんの吹く尺八の音を聴くことが出来ます。
観客動員数8万人のこのコンサートは、この当時世界に向けて放送され、大反響を受けました。
ディスク:11
1. 「ラ・ペリ」~ファンファーレ
2. 三声のインヴェンション 第2番
5. 組曲 「惑星」~火星
6. 沈める寺
7. 覇王卸甲
8. 「トリスタンとイゾルデ」~愛の死
10. ラプソディ・イン・ブルー
11. 交響曲 第9番 「新世界より」:第2楽章:ラールゴ「家路」
◆コメント◆
1986年に行われた『ニューヨーク“自由の女神”100年記念コンサート』の一つとして組まれた「バック トゥー ジ アース」のイベントを収録したアルバムです。
この時も、日本から冨田先生と千住真理子さん、山口五郎さんが出演されました。
その他ピアニストの方や合唱団も協演され、史上空前のイベントになりました。
陳音さんの弾く琵琶の音も、すごく情熱を感じる素晴らしい演奏です。
本物の音楽のプロフェッショナルの方々が集まると、このようにすごい演奏が出来るのだと痛感出来るアルバムです。
以上、全11枚のCDの収録曲を全て掲載致しました!
シンセサイザー好きの方は、ぜひこの全ての曲を聴いていただき、冨田先生が当時このレコーディングをしていた時の事をイメージしていただければと思います
巨大なモーグ・シンセサイザーに向って、いくつものケーブルでパッチングをして、ツマミを捻りながら一音一音丁寧に作られた音。。。それを時には手弾きで、時には細かい数値でシーケンサーに打ち込んで、あの壮大で繊細なオーケストレーションと、ハーモニーを生み出してきたのです
自分には到底到達出来ない境地ではありますが、ただ尊敬して仰ぎ見るだけではなく、その境地に一歩でも近づけるように、日々努力をして行きたいと思います
さて、今から本当に1枚目のCDから聴き始めます!
では、またすぐにブログを書きたいと思います♪
今日一日が、皆さまにとって良い一日になりますように。。。
最後に。。。自分が一番好きな、冨田先生の笑顔の写真を載せておきますね♪